学術会議の任命拒否された6人はどんな人物?経歴まとめ

だんだんと物議がヒートアップしていっている日本学術会議の任命拒否問題。

今回は菅総理大臣が任命拒否をした6人の人物について

任命拒否された6人はどんな人なのか?

について、6人の経歴やプロフィールについてまとめていきたいと思います!

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早稲田大学大学院・岡田正則(おかだ まさのり)

岡田教授

参照:早稲田大学岡田ゼミHP

1957年生まれ。早稲田大大学院法務研究科教授で行政法が専門分野です。

最終学歴は早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。

金沢大学・教育学部助教授や南山大学・法学部教授などを経て、現在の職に。

2020年9月には、早稲田大学比較法研究所の所長に就任しました。

法務大臣から直接任命される司法試験考査委員を3年前まで10年間にわたって務めたほか、現在は国立国会図書館の事務文書開示・個人情報保護審査会の会長代理でもあります。
参照:NHKニュース

岡田正則の主な活動

2015年7月に発足した「安全保障関連法案の廃止を求める早稲田大学有志の会」の呼び掛け人の1人。
この「安全保障関連法案の廃止を求める早稲田大学有志の会」では2015年9月に安全保障関連法案の可決を行った、当時の安倍政権を「戦後類まれなる暴走政権」と揶揄しています。

こちらの会では賛同者の目標1万2500人のところ、3763人の賛同者を得られているようです。

また、2017年9月にデモを呼びかけた投稿をfacebookで行った以降は、これといった活動は見られていないようです。

安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会さんの投稿 2017年9月29日金曜日

2018年、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設問題を巡って、他の学者らとともに政府の対応に抗議する声明を発表しています。

岡田正則の主な著書

岡田氏の主な著書です。

・『ドイツ環境法』(2012)
・『国の不法行為責任と公権力の概念史—-国家賠償制度史研究』(2013)

立命館大学・松宮孝明(まつみや たかあき)

松宮教授

出典:京都新聞(2017)

1958年3月11日生まれ、滋賀県出身。

最終学歴は京都大学大学院法学研究科修士課程、京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学

1990年4月 – 立命館大学法学部助教授
1995年4月 – 立命館大学法学部教授
2004年4月 – 立命館大学大学院法務研究科教授
2010年4月 – 立命館大学大学院法務研究科研究科長

松宮氏は弟子も多く、影響力の大きな刑法学者だそうです。

刑法学は関東と関西で分断が大きいそうですが、松宮氏は、山口厚氏をはじめ、関東の刑法学者からも注目を集めているそうです。近年では刑事訴訟法分野にも興味を持っているそうです。

松宮孝明の主な活動

松宮氏の主な活動などをまとめました。

2017年、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案をめぐり、参議院法務委員会に共産党が推薦する参考人として出席し、「何らの組織にも属していない一般市民も含めて広く市民の内心が捜査と処罰の対象となり、市民生活の自由と安全が危機にさらされる戦後最悪の治安立法となる」と述べていました。
出典:NHKニュース

松宮氏は2017年、共謀罪の時に参議院の法務委員会に参考人で呼ばれ「あんなものをつくっては駄目だよ」と、発言しました。
松宮氏は共謀罪について「そんなものをつくっても多分使えない」「つくるだけ無駄なもののために政治的空白を大きくするのは、本当に無駄。こんなところにエネルギーを注いだらいけない」と助言したとインタビューで答えています。

松宮孝明の主な著書

松宮氏の主な著書です。

『刑事過失論の研究』(1989年、補正版2004年)
『刑事立法と犯罪体系』(2003年)
『過失犯論の現代的課題』(2004年)
『刑法総論講義』(1997年、第5版2017年)
『刑法各論講義』(2006年、第4版2016年)
『プチゼミ 刑法総論』(2006年)

刑法関連の本をたくさん出版していますね。松宮氏はドイツ刑法に非常に造詣が深く、自身の理論にはドイツ刑法の理論を引用することが多いそうです。

学術会議の任命を拒否されたことに関してのコメント

松宮氏は、今回の菅総理大臣の任命拒否についてインタビューで答えています。

任命拒否されて率直にはほっとした。仕事が一つ減ったな、と。個人的にはそういうところで、別になりたいと思ってたわけでないので、まずはそれを理解してほしい。
それを抜いて率直に言うと、「とんでもないところに手を出してきたなこの政権は」と思った。
出典:Yahooニュース

松宮氏は個人的にはなりたくないという事で、誰かに推薦されたということだったんでしょうか?

松宮氏に関しては、今回の学術会議会員に立候補したのではなかったのは確かですね。

日本学術会議は戦争を反省して設立され、軍事目的のための科学研究を行わない姿勢を継続する一方で、中国が優秀な外国人研究者を招致する「千人計画」に協力しているとの指摘が国会議員からもあがっている件を問うと、松宮教授は「中国の千人計画というのは私聞いたことありませんけど。それデマなんじゃないですか?いろいろ聞かれますけど。連携委員をやってましたが聞いたことがありません」と語った。
出典:Yahooニュース

松宮氏は、2020年10月5日のTBS「グッとラック!」にリモート出演した際に、中国の千人計画と学術会議の関係については「デマじゃないんですか?」と持論を展開していました。

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東京慈恵会医科大・小澤隆一(おざわ りゅういち)

小澤隆一氏は1959年生まれの憲法学者で東京慈恵会医科大学教授を務めています。
また 日本財政法学会の理事でもあり、元民主主義科学者協会法律部会副理事長も務めていました。

1983年 一橋大学法学部卒業
1990年 一橋大学大学院法学研究科博士課程修了
2006年 東京慈恵会医科大学教授
2019年 全国憲法研究会代表

東京慈恵会医科大学では人間科学教室という研究室の教授を務めています。

人間科学教室は、医学科国領校で主にコース総合教育を担当するスタッフが所属する教室として、2002年4月に、法学・心理学・日本語教育・数学の4研究室を統括する教室として設置された。現在は、社会科学・人文科学・日本語教育・数学の4研究室を統括している。
出典:人間科学教室HPより

憲法学者なのに医科大学?!と不思議でしたが、医療についてではなく、総合教育を担当しているということだったんですね!

また2008年からは学術会議の連携会員だったようで、今回は学術会議の会員への任命が拒否されています。
これを受けて小澤氏は「到底承服しがたい」とコメントしています。

小澤隆一の主な活動

護憲派として各地で講演活動を行っているそうです。

小沢隆一

出典:岡山県9条の会は結成10周年記念のつどい(2014年)

2015年、安全保障関連法案を審議する衆議院の特別委員会の中央公聴会に野党推薦の公述人として出席し、「歯止めのない集団的自衛権の行使につながりかねず、憲法9条に反する。憲法上多くの問題点をはらみ廃案にされるべきだ」と述べました。
出典:NHKニュース

また2015年には衆院特別委員会の中央公聴会で、野党推薦の公述人として出席し、安保関連法案の違憲性について述べ、廃案を求めたそうです。

小澤隆一の主な著書

小澤氏の主な著書をまとめました。

・フランス近代予算議決制度の「転回点」』(1991年)
・『歴史のなかの日本国憲法』(1996年)
・『クローズアップ憲法』(2008年)

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東京大学・宇野重規(うの しげき)

宇野重規

出典:https://www.asahi.com/

1967年6月13日生まれ、東京都出身。

1991年東京大学法学部卒業。最終学歴は東京大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学

日本学術振興会特別研究員や千葉大学法学部助教授を経て、2011年に東京大学社会科学研究所教授に。

2020年からは東京大学社会科学研究所の副所長に就任しました。

東京都出身でありながら、中日ドラゴンズのファンと公言しています。

宇野重規の主な活動など

2014年、集団的自衛権の議論をきっかけに憲法学や政治学などさまざまな分野の学者たちが発足させた「立憲デモクラシーの会」の呼びかけ人の1人です。
立憲デモクラシーの会の共同代表である山口二郎氏は、鳩山由紀夫内閣で外交政策のブレーンとして外国人参政権を推進したり、民主党政権時代に民主党を支えたブレーンの1人です。

また宇野氏は「安全保障関連法案に反対する学者の会」の呼びかけ人の1人で、早稲田大学教授の岡田正則氏と同様に、安全保障関連法案の反対派です。

宇野重規と小泉今日子はちょっとした友人?

2013年5月24日の日経新聞朝刊「交遊抄」で宇野氏が書いた「アイドルと談笑」という記事の中で、小泉今日子さんとのやり取りが掲載された事があります。

宇野氏は、とある新聞の書評委員として、定期的に小泉さんを含む皆さんと会合を持っているとし、その中で小泉今日子さんの本の選定が素敵で、書く文章も素敵だと褒めていたそうです。また、本の話以外にも雑談で色んな話をしている事を明かしており、小泉今日子さんとの事を「友人というのもずうずうしいのだが」と語っていたこともあったそうです。

今回の任命拒否を受けて、宇野氏のコメント

宇野氏は、今回の一連の件についてインタビューで見解を述べています。

日本学術会議によって会員に推薦していただいたことに感謝いたします。日本の学術を代表する方々に認めていただき、これ以上の名誉はありません。心より御礼申し上げます。一方、この推薦にもかかわらず、内閣によって会員に任命されなかったことについては、特に申し上げることはありません。私としては、これまでと同様、自らの学問的信念に基づいて研究活動を続けていくつもりです。政治学者として、日々の政治の推移について、学問的立場から発言していくことに変わりはありません。
出典:https://www.asahi.com/

宇野氏は今回の任命拒否を受けて、特に言うことはないとしています。ただ、学術会議の会員候補として名前が挙がった事は、名誉あることで嬉しいとしています。

やはり学問を追求する人達にとって、学術会議は一目置かれる集まりであるという事でしょう。

東京大学・加藤陽子(かとう ようこ)

加藤陽子

出典:https://www.asahi.com/

1960年10月生まれ、埼玉県大宮市出身。高校は桜蔭高等学校出身です。

1983年東京大学文学部を卒業。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位取得満期退学。

夫は、学研プライムゼミ特任講師で駿台予備学校、東進ハイスクール講師を歴任した野島博之氏。

日本近現代史等の歴史学者で、2009年より、東京大大学院人文社会系研究科教授を務めています。

加藤陽子の主な活動

特定秘密保護法に反対する学者の会に参加。

2012年秋には、上野千鶴子氏と『婦人公論』で対談した際に「9条放棄の結果が出たら日本国籍を見放す」と言い切り、のちに「本当にそうなったらカナダ国籍でも取ろうかしら」と述べたそうです(Wikipediaより)

2014年に、集団的自衛権の議論をきっかけに憲法学や政治学などさまざまな分野の学者たちが発足させた「立憲デモクラシーの会」の呼びかけ人の1人です。

加藤陽子へのこれまでの批判

加藤氏はこれまでに数々の批判を受けています。一部抜粋します。

2013年、山川出版社『詳説日本史』の執筆者になった際に、これまでの記述から過度に膨らませた内容の記述に変えたことで問題にもなっています。

南京事件に関する記述を、伊藤が「日本軍は非戦闘員をふくむ多数の中国人を殺害し」と一行ですませていたのを、(見本本において) 加藤は分量を三倍近くふくらませ、「日本軍は南京市内で略奪・暴行をくり返したうえ、多数の中国人一般住民 (婦女子をふくむ) および捕虜を殺害した (南京事件)。犠牲者数については、数万人~四〇万人に及ぶ説がある」と書き直した
参照:Wikipedia

日本の歴史学者で東京国際大学教授の福井雄三氏は著書の『自ら歴史を貶める日本人』の中で、「加藤さんの最大の誤りは、世界を覆いつくした共産主義の脅威と悲劇について、意図的なのか、ほとんど触れていないことです。ーーおそらく日本共産党、左翼に対する強烈な共感=シンパシーがあるんです。」と述べており、日本の憲政史家である倉山満氏は「加藤陽子先生様にかかると、日本が悪くて中国は悪くないとなります。」と述べています。

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京都大学・芦名定道(あしな さだみち)

芦名

出典:キリスト教新聞(2017)

1956年7月24日生まれ、山形県新庄市出身。

1980年京都大学理学部卒業。1988年京都大学院博士後期課程単位取得退学。

妻は宗教学者の芦名裕子。芦名裕子氏は元自民党衆議院議員の孫で、元教育党党首城戸嘉世子の長女。

2008年に京都大学大学院文学研究科教授に就任しており、専攻はキリスト教学です。

2018年より、宗教倫理学会の会長を務めているほか、宗教哲学会の理事も務めています。

芦名氏はナチス・ドイツから米国に亡命した20世紀を代表する神学者パウル・ティリッヒの研究などで知られています。

芦名定道の主な活動

「安全保障関連法に反対する学者の会」の賛同者の1人です。

また、安保法制に反対する「自由と平和のための京大有志の会」の賛同者1人でもあります。

芦名定道の主な著書

芦名氏は宗教に関する著書を多数出版しています。

・『宗教学のエッセンス 宗教・呪術・科学』(1993年)
・『ティリッヒと現代宗教論』(1994年)
・『近代日本とキリスト教思想の可能性 二つの地平が交わるところにて』(2016年)

学術会議の任命拒否された6人はどんな人物?経歴 まとめ

今回は菅総理大臣による任命拒否をされた6人についてご紹介していきました!

6人の共通点は

・安保関連法案や共謀罪などに反対している立場

というところでしょうか。

この事が今回の任命拒否に何らかの影響を及ぼしているのかは分かりませんが、まだまだ学術会議の在り方も含めて議論がやみませんね。
今後の動きに注目です!

それでは最後までお読み頂きありがとうございました!

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